東濃ひのきってご存知でしょうか?
私の育ったふるさとは人口の過疎化が激しく、懐かしい田園風景100選に選ばれても良さそうなゆったりと、時の流れている素敵な町です。
産物といえば1にお茶、2にお茶、3にお茶とお茶のオンパレード。この町にはお茶しかないのか~! ポテトチップスにお茶の粉をふりかけ、茶ップス。サイダーにお茶を混ぜて、茶イダー。これ本当に商品化され店頭に並んでいるんです。でも本当にお茶は美味しいんですよ。水かな?
そしてもう一つありました。特産物!!はい、東濃ひのきです。このひのきに囲まれ育った私は、残念ながら、ひのきの花粉症に悩まされておりますが、香りは本当によく、心を落ち着かせてくれます。
それでは我が故郷の特産物、東濃ひのきを使った建築を紹介します。(屋根だけですが・・)
ところは岐阜県岐阜市司町。今年の7月にオープンしたばかりの『みんなの森ぎふメディアコスモス』。
伊藤豊雄さん設計で、エネルギーを考えた建築です。通常の使用エネルギーを1/2に抑えたというこの建物は、パッシブソーラー(循環に機械を使わず、自然の対流等でエネルギーを補うシステム)に分類される建物です。屋根の格子が特徴的な建物ですが、無理な加工をせず、自然のしなりを生かして計画されたそうです。巾12cm 厚み20mmの材を幾重にも重ね(最も重なっているところでは、21枚)工場加工ではなく、現地で加工していき、このダイナミックな流線形を生み出しました。
空気も水も流れ(動き)がないと死んでしまいます。植物を無風状態で育てたらきっと枯れてしまうでしょう。水を動かさなかったら水は腐りやがて魚達は死んでしまうでしょう。
伊藤豊雄さん建築と言えば、仙台メディアテークや、台中のメトロポリタンオペラハウス(会社で見学してきました)が有名です。
私の中では、メトロポリタンのような流動的な空間のイメージが強いのですが、今回のみんなの森の図書館もやはり『流れ』を感じました。
そして図書館と言えば、一度行きたいのが、佐賀県の武雄市図書館です。レンタル大手のツタヤさんと連携した図書館です。(以前ブログで紹介しました)先日、小牧市ではそのツタヤ連携図書館建設の賛否を問う住民投票が告示されました。他にも日進市立図書館も気になりますね~。年内には行って来ます!
そして、そして。なんとシルバーウィークに設計部のI上さん、T前さんも『みんなの森』に足を運んでいた事を聞いてびっくり!
お彼岸も終わり、いよいよ秋本番です。言われてみればですが、彼岸花って春のお彼岸には咲かないって・・・知りませんでした。お恥ずかしい。
我が町にはパイプオルガンだってあるんだ!地方を元気に。工事部安江が書きました。