現場での打ち合わせはこんな感じ。
解体を終えた建物内で机とホワイトボードを持ち込んで喧々諤々。
この時点では元請け、設計事務所、大工、現場監督、造園といった面々が
集まってワイワイやっていたのですが・・・
話ばかりで中々前に進まない状況に業を煮やし
ある日、すべての関係業者さんが集合する事になった。
東海・ビルド 代表がどんな思いを込めてこの建物を創ろうとしているのか
を私が説明するという大役を仰せつかり、
30人ほどの業者さんたちに切々と訴える。
さらに
このブログシリーズ1回目で紹介した高山プロジェクトの目的
おさらいです。
①本物の古民家改修を高山の各業者の手で行うことでその技術を東海・ビルドに蓄積し、今後の古民家改修の礎とする。
②高山を中心とした建築のみならず多種多様な業種の方々と関係を作り、名古屋での建築にこの関係を活用していく。
③上記に付随して飛騨の材料(新品、古材などあらゆるもの)を直接名古屋に仕入れるルートを作る。
材料だけでなく、大工・家具職人・建具職人など人材も名古屋の工事に参加できるルートを作る。
④出来上がった暁には東海・ビルドの保養所として社員やお客様とどんどん使う。
⑤地元高山の若きアーティストなどの発表の場としてギャラリー使用も可能として地域貢献を行う。
ここまでをとにかく訴えてみる。
30人中、4〜5人ほどの顔つきが話の途中から変わってくる。
他の方たちは「何言ってんだ?」「ふーん・・・」的顔つき。
まあ、こんなもんかなと思いつつ帰ってきた。
あまり期待していなかったのですが
実はこの面々に着火してきた事に
私は
気づいていなかった。