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2016-10-18

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憧憬舎1970に「飛騨 匠の間」完成

設計部 森です。
当社コンセプトハウス憧憬舎1970。
この建物の半地下には元々、設計部の分室が置かれていた。
普通の事務所だったのですが
この部屋に高山町屋 惣四郎プロジェクトで活躍してくれた
職人さんたちを呼んで
「飛騨 匠の間」を創り上げました。
惣四郎に行って、ゆっくりその技を見ていただくのも良いのですが
もっと手軽に皆様に飛騨の匠を感じていただこうという目的。
平面図0806
参加してくれた面々は
・殿垣左官
土壁はもちろんのこと、現代工法のボード下地の上に彫刻や絵画の要素を取り込んだ作品を描き出す。
”割れ”や”剥がれ”といった本来は経年変化が起こす現象を創りだす技法と土を吹き付けるといった技法を駆使する。
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・(有)田中鉄工所
鉄を「打つ・叩く・削る」といった手仕事での加工を得意とする鉄工所。
加工場にはいまだ現役の炭を使用する炉が存在している。
祭りに使用される山車の車輪の輪留め制作依頼が日本中から入るほどの技術を誇る。
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・まえだ塗装(有)
”古色塗り”という技法を持つ塗装職人集団。
木材に着色してクリアをかけ、これをペーパーで磨く。
クリアとペーパーを7回繰り返してこの仕上げを創りだす。
工事中は現場に一切の出入り禁止、窓は閉め切り、埃やチリが舞う環境での仕事は断る。
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・(有)大森
飛騨地方の建具は武骨なイメージがあるがその実、大変繊細な仕事をやってのける。
夏冬の気候により設えを変える建具はエアコンを当然と考える現代建築には
無用の長物であろうか?
四季を大切にする心はこういった建具にも生かされる。
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この部屋は飛騨の技を紹介しています。
このまま飛騨の部屋を作るのではなく、
マンションの壁や建具など改修にも
店舗、住宅、マンションのエントランスなど新築にも
和洋を問わずにデザインの一部として
どんどん取り入れていくことで
新しい世界を創ることができるのではないでしょうか?
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一度、皆様の目で確かめてみてください。
いつでもご覧いただけます。

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