こんにちは。設計部の増田です。
小田井プロジェクトの続きを紹介します。
前回の内容はこちらを参照下さい。
営業部の松岡よりこのプロジェクトのタイトなスケジュールを聞き、計画敷地を確認し、法規をチェックする。
すると、・・・この敷地は、雨水浸透阻害行為許可申請が必要ということがわかりました。
この長い名前の申請は、
雨水が地面に浸透するのを阻害する行為(建築すること)を行いますので、許可して下さいという申請です。もちろん何もせずには許可していただけません。
現状が畑の場合、雨が降り、雨水が畑の地面に浸透し、浸透しきれなかった分の雨水が側溝に流れ出ます。その畑の状態で側溝に流れ出る雨水量を下回る計画を行わなければなりません。具体的には雨水を浸透させる設備の導入です。今回は計算の結果、駐車場部分を透水性アスファルト舗装にすることでクリアできることがわかりました。
次に4階建てのボリュームで日影規制をクリアするための配置計画を考えていくと、建物をくぐって奥の駐車場にアプローチするトンネルアプローチ型のマンションになりました。
エントランスもそのトンネルアプローチ内にあります。
こうして計画が出来上がり、オーナー様との最速商談に挑みます。続く・・・