函館市戸井ウォーターパーク。
設計者:毛綱毅曠建築事務所
所在地:北海道亀田郡戸井町字原木町309-1
主用途:宿発施設
竣工:1996年
元々 町営の宿泊施設だった。その頃の名は
トーパスヴィレッジ ムーイ サークルコテージ 月
サークルという名のとおりの形状の建物と中心の水面には月を映す。
函館市から車で30分ほど。海沿いの寒村といった風情の道をひた走る。
山側に折れてすぐ、下の写真の建物が現れる。
管理棟。下見板張りのシンプルな建物手前が管理部門で向こうがレストラン。
真中の半屋外空間がゲートの役割をしている。
下見板、開口部のデティール。
木製サッシュに2重ガラス。いい感じに古美ている。
ここを抜けて清流に懸かる橋を渡ると・・・
サークルコテージ 月。
管理棟に一声かけると、管理の方が付いてくださり
なんと各室の鍵を開けて解説しながら案内していただけた!!
左の方が案内してくださった方。ちなみにこの時期、一泊2500円/人だそうで・・・
設計部だけここで宿泊という手もあったか と考えてしまった。
ところでこの窓、引き込みの障子が仕込んである。
なんと自由なデザイン!更に水場と居間を仕切る壁は
森英恵 デザインの壁。
この部屋は平屋構成ですが、メゾネット構成の部屋もあり
左の赤い障子も引き込むと・・・
窓の外の人影は心霊写真ではなく、設計 増田です・・・
2階はというと傾斜天井にハイサイドライト。
右の手摺りのデティールといい、壁・ベッドカバーの配色といい
毛綱ワールド全開。
円形に囲まれるのではなくこういった『抜け』もバランスよく配置されている。
月が映る水面を囲んで移動する。
円の外側。
維持管理の大変さを聴きつつ部屋から部屋へと案内してもらいます。
毛綱建築ということで建築関係者の来訪も多いようで慣れておられる・・・
2階部屋へ。
「このドア、開けると階段から落っこちるので気をつけてください。」
森英恵デザインの壁の向こうは・・・
せっかくなので記念写真。
アップで・・・
いいもん 見たなー と満足げですが、
もうちょっと
しゃきっと
できないのかよーー!
気を取り直して
ここの付属施設。
元はハーブの温室だったそうですが今は釣堀の管理室。
橋を渡って戻りますが、この川 鮭が上ってくるそうでもう4匹が遡上を終えていました。
函館初日のメニューはまだ続く。
五稜郭タワー。
1964年(昭和39年)12月に五稜郭築城100年を記念して高さ60mの旧タワーが開業した。
その後タワー施設の老朽化で新タワーの建設計画が持ち上がり、建設地には旧タワーの隣にあった料亭「稜雲亭」跡地が選ばれた。
2004年11月、新タワーが着工。2006年3月竣工、同年4月1日に開業、同年12月1日に旧タワー跡地に「アトリウム」が完成しグランドオープンした。
こんな風に新旧のタワーが並ぶツインタワー状態の時期もあったのです。
今は
タワーから見える建築紹介。
図書館らしい。
五稜郭っぽいカタチのマンションとその横の屋上緑化の住宅。
あんまりやってるとノゾキと勘違いされそうなので
今日はここまで。
五稜郭タワーから函館湾の夕日。
夕食はみんなそろって地元居酒屋で海の幸を満喫。
ここで専務 椿の爆弾発言から翌日のスケジュールが決定され、
更に凄い建築に遭遇することになります。
それもサークルコテージ 月と同じ構成のコンクリート建築。
と
気を持たせておいて
次回に続く!!