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2017-02-10

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「風遊館シリーズ in San-nou」 No.1

こんばんは。設計部の井上です。
本日から現在、中川区山王で着工中の物件をご紹介していきます。

タイトルはズバリ「風遊館(ふゆうかん)シリーズin San-nou」

風遊館・・を知らない方にもご存じの方にも改めておさらい。
風遊館についてご説明したいと思います。
まず構造は木造で長屋形式を採用し、各戸が上下にならないように住戸を横並びに配置します。
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これは木造(または軽量鉄骨造)という性質上、どうしても避けれない上下間の「音」の問題を解消させる事と各戸に専用の玄関、駐車スペースを確保する事により、賃貸住宅でありながら戸建感覚となる様にしています。
そして無駄な共用スペースも無くし、全てを専用部分とする事も
出来ます。

また土地形状に高低差がある場合には「スキップフロア」という方式を採用し、高低差というデメリットをメリットに変える事も可能です。
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そして今回のような敷地(詳細は次回ご紹介します)でも効果を発揮する・・・
それが「風遊館」。

外観は南欧風のお洒落なテイストで味のある洋瓦やクラシカルなタイルで構成します。

今まで4棟建築させて頂き、今回は記念すべき5棟目。
ここで歴代の風遊館を一挙にご紹介。
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記念すべき一棟目。
緑区徳重にある「Gramercy(グラマシー)」
この建物のオーナー様が風遊館のコンセプトから全ての原形を考案され、東海・ビルドと共に創ったのが始まりです。

続いて2棟目。
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同じく緑区にある「Mijas(ミハス)」
スペインにあるミハスという都市をイメージし、地中海の風を感じるテイストにまとめています。

3棟目は長久手市で建築した「three leaf(スリーリーフ)」

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外観をアースカラーでまとめた落ち着いた雰囲気が特徴です。
名前の由来はオーナー様のお父様が昔経営されていた「三つ葉や」から命名。
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各戸のサインは葉っぱを模したアイアンで制作。

4棟目も3棟目に引き続き長久手市にて建築した
「Veluce(ベルーチェ)」
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各戸の前にタイヤ等を入れられる専用収納を完備。
因みにベルーチェという名前はイタリア語の光という意味の「luce(ルーチェ)」と風を表す「vento(ヴェント)」を合わせた造語です。

まさに三者三様ならぬ四者四様。
同じデザインキーワードを持ちいりながらどれも個性的に仕上がっています。

では最後に今回の計画の初期段階で書いたスケッチをご紹介。
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これからオーナー様との打合せを重ね、入居者様に喜ばれる建物になるように完成まで気を引き締めて行きたいと思います。

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