スタッフブログ

2011-10-02

NO.169 函館建築散策 その3

函館といえば海の幸!

初日お昼から とりあえず朝市で海鮮丼。

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こんな感じで文字通り 幸せを噛み締めた。

夜は居酒屋で海の幸てんこ盛り。

その席で今回は沖縄と うって変わって

すっかり建築見学斬り込み隊長となっている専務 椿が

爆弾発言。

「よし、明日は青函トンネル通って 青森の建築を見よう!」

森 「乗った!行きます」 即答

沖縄で活躍した工事の鬼 吉川 「僕も行きます」 即答

設計 増田「行きたいですけど、いくらかかるのか調べて・・・」

積算 安江「自分も行きたいですけど、いくらかかるのか調べて・・・」

結局1万円くらいかかりそうだということでしたが増田・安江とも

1万で青森県立美術館を見れるのなら・・・

と参加表明。

青森派遣 Team-COAを編成!

その後 ホテルに帰ってから 増田が電車の時間やら料金やらを調べ上げて・・・

今回の研修旅行の予期せぬ目玉と化す2日目が始まった。

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大沼公園近くのホテルからシャトルバスで10分。大沼公園駅。

新青森駅までチケットを買うと・・・

往復6030円!1万円越すと思ってた2人は大喜び。

ディーゼルの1両編成の列車で函館へ

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こんな景色を横目に函館からスーパー白鳥に乗り換え。

青函トンネル初体験。

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海底に駅がある・・・(列車は止まりません)

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こんな感じで海底より100m下をトンネルが通る。

でも、列車に乗ってる身からすると単なる長いトンネル・・・

天井がガラスだったりすれば良いのに・・・

青函トンネル

津軽海峡の海底下約100mの地中を穿って設けられたトンネルで、全長は53.85 km。

これは1988年(昭和63年)の開業以来、交通機関用のトンネルとして世界一の長さを保っているが、

全長57.091kmの鉄道トンネルとして建設中のスイスのゴッタルドベーストンネルが

開業(本坑は2010年10月15日に貫通している)すると、世界一の座は失うことになる。

昨日、修道院の丘から「行きたいなー」と眺めた青森に上陸。

新青森駅

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青森県立美術館へはシャトルバス。

設計者 – (株)青木淳建築計画事務所
敷地面積 – 129536.37m²
建築面積 – 7129.82m²
延床面積 – 15837.41m²
構造 – 鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)
工事期間 – 平成14年10月~平成17年9月20日
工事費(既契約額) – 約110億円
伊東豊雄が審査委員長を勤めた国際建築設計競技コンペの結果、建築設計者として、建築家青木淳が入選した。
地下2階、地上2階で、遺跡の発掘現場のような土の大きな溝(トレンチ)に凹凸の白い構造体を被せるという設計で、
三内丸山遺跡と一体化したデザインとなっている。
この、上向きと下向きの凹凸の間にできる隙間を「土の展示室」とし、それ以外は「展外展示室」や「創作ヤード」
とすることで、全体が美術館として利用できるように設計されている。

設計者 – (株)青木淳建築計画事務所

敷地面積 – 129536.37m²

建築面積 – 7129.82m²

延床面積 – 15837.41m²

構造 – 鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)

工事期間 – 平成14年10月~平成17年9月20日

工事費(既契約額) – 約110億円

伊東豊雄が審査委員長を勤めた国際建築設計競技コンペの結果、建築設計者として、建築家青木淳が入選した。

地下2階、地上2階で、遺跡の発掘現場のような土の大きな溝(トレンチ)に凹凸の白い構造体を被せるという設計で、

三内丸山遺跡と一体化したデザインとなっている。

この、上向きと下向きの凹凸の間にできる隙間を「土の展示室」とし、それ以外は「展外展示室」や「創作ヤード」

とすることで、全体が美術館として利用できるように設計されている。

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バスの発着場は美術館の裏手。

隙の無い張り詰めたデザインの通路がもうすでに ただ者でないことを暗示する。

玄関側に廻ると

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時間が無い中、3分スケッチを敢行。

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ちなみに雪景色は

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ここのレストランでベーコンベーグルを食べて・・・

でも気になるのは レストランの内装

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天井の穴ぼこ

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円錐形に掘り込まれた最深部に照明や空調の吹き出し、リターン、スピーカーがセットされてる。

傘立ても・・・

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早速建築見学開始。

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左の黄色はレモンの形をしたバルーン。下に八角堂と言う名の展示室が埋まってる。

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写真中央。建物が浮いているのが分かりますか?

ここを裏から見ると

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ほんとに浮いてる・・・しかも下面もタイル張り。

裏手の掘り込まれた創作ヤード側。

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外壁タイルの表情

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タイルと目地をそのまま塗装している。

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内部通路も真っ白。

現在開催中の企画展が

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こんな凄いものが見られるとは・・・

時間がぁーーー。と喚きながら当然、入場。

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック

『漁船』

1880年/14 × 23.3cm/油彩・木製パネル

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こんな感じで、名画の画面から当時の画材まで紹介する。

更には

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ギュスターヴ・カイユボット

『セーヌ河畔の洗濯物』

1892年頃/105.5 × 150.5cm/油彩・カンヴァス

画面を調べると、左下に小さな粒が見つかりました。顕微鏡で覗いてみると植物の芽のようです。

画面にはポプラの木が描かれている。もしかすると・・・その通り、ポプラの芽であることがわかりました。

なんて面白い展示が目白押し!!

早足で絵画を楽しみ、さっきの八角堂へ

ここは

奈良 美智(なら よしとも、1959年12月5日 – )さんの作品を展示する屋外展示館。

青森県弘前市出身の画家・彫刻家。

世界的に評価されているポップアート作家で、

ニューヨーク近代美術館(MoMA)やロサンゼルス現代美術館に作品が所蔵されるなど

日本の現代美術の第二世代を代表するひとり。

にらみつけるような目の女の子をモチーフにしたドローイングやアクリル絵具による絵画で知られる。

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先ほどのレモンバルーンの下にこんな空間がありました。

八角堂の出入り口から創作ヤードを見ると

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一見、モダニズムの絵画のようです。

この美術館の目玉、その名は あおもり犬(けん)

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青森選抜 Team-COAの4人。

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駆け足で走りぬけたけど

増田・安江「お金出した価値は十分あったねー。」

安江「あのー、ここまで来たら青森公立大学 国際芸術センター青森へ行きたいんですけど。」

行ったろうじゃないか!

新青森駅に戻り、タクシー乗り場へ。

当方5人、2台に分乗かと思いきや・・・

タクシー乗り場の方が「5人乗りならナントカサンの車だねー、ナントカサーーン。」

とたくさん止まってるタクシーの順番を一切無視。とんでもない遠くに待ってる5人乗車できる車を呼んでくださった。

親切だー。青森の人は親切だー。と叫びつつ、

昨日の円形建築に対抗する安藤忠雄の傑作に出会うため、青森の街をひた走る。

ちょっと長かったので今日はここまで。(2日目 まだ半分です)

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