このシリーズ
前回のブログで営業部大上の予告により
登場します。
設計部 森です。
さて
今回の設計プロセス紹介。
最初はこのような感じで探りをかけ始める。
この段階では「ゾーニング」と言われる
どのあたりに何を持っていくかの検討をしています。
敷地条件・構造・予算にる事業計画を念頭に
練っていくと
徐々に変化するかと思いきや
あるところで一気にジャンプして基本構想が出てくる。
南面が道路の場合、南面にエントランスから共用廊下が配置されますが、それではマンション居室の南面が共用廊下に面してしまう。
そこで廊下を部屋から離して空中に浮かしてしまい、
間に吹き抜け空間を設けて採光・通風を確保しつつ
廊下からの視線を防ぐという難題に挑戦中。
図面の中で「VOID」と記されている部分が吹き抜け空間。
断面を描いてみると
このような感じで行きたい!
吹き抜け右の居室の壁はガラスブロック。
真っ白のガラスブロックを積むことで
視線を遮り、光を入れつつ障子の雰囲気を狙う。
ざっとイメージを描いてみる。
何かが足りない・・・
10年後、20年後の満室を目指すデザインにはもう一歩。
少しプランを詰めてからこのあたりを考えることにして
吹き抜けを中心にプランを展開してみる。
この時点で再び、思考がジャンプする。
エントランス壁と空中廊下を円弧でまとめる。
すると
その影響を受けて
居室のガラスブロック壁も円弧を描く。
もう一度イメージの確認。
なんだか、
行けそう・・・
この案で一度まとめてみる。
この後、素材や機能などの詰めを行い、
施主であるMさんご夫妻と創り上げたのが
この形。
ここから更に進化を遂げ、
最終形にたどり着きます。
最終形計画内容は次回、
営業部大上が事細かに報告いたします。