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2018-11-16

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覚王山の62<路地>にて ~前面で道路斜線内で出入りをつくって変える?~

こんにちは。NTC増田です。
NTCとは、ナイキ トレーニング クラブ という体幹トレーニングのアプリで、たるんだ私の体を引き締めるための相棒です。「今日もがんばりましたね!」という最後のお姉さんの一言が私を奮い立たせてくれます。今日も頑張ろうと思えます。単純な男です。

さて本題。現在着工しておりますCOULEURS62の紹介です。

外観2 編集

青い空、白い壁、クルール62。
そんなキャッチフレーズが聞こえてきそうな建物。
今回はこの建物が計画された経緯をコンセプトスケッチと一緒に紹介します。

覚王山駅徒歩1分という素晴らしい立地で、前面道路が4メートル弱という路地のような道路に面しております。そうです。だからクルール62(ろじ)なのです。敷地の大きさは51坪で、駐車場も確保せずに敷地いっぱいに計画します。

クルールスケッチ1

一番始めに殴り書いた初期スケッチ。下手くそな文字と絵ですが、このスケッチに全てが詰まっています。敷地は数字の1を潰したような形をしています。施工できる範囲で内側にオフセットして、平面的な建物ボリュームが決まりました。次に建物の真ん中に階段や廊下を計画し、ボリュームを真二つに分断させました。路地から更に路地に入っていくイメージです。スケッチの上の方に「直角をつくり、ロジを曲げ奥へ誘導する」と汚い文字で書いてあります。下の方には、「前面で道路斜線内で出入りをつくって変える」と書いてあります。
この意味のわからない言葉は、左上のジグザグのラインのことになります。

クルールスケッチ1.5

これです。これは道路斜線という道路の反対側から発生する斜線制限の範囲内で、建物の凹凸を作り、左のボリュームと右のボリュームの凸凹を変えるということを表しています。
それを言葉にすると、「前面で道路斜線内で出入りをつくって変える」になります笑
漢字で表すと「凸凹+凹凸」です。

もう少し丁寧な断面スケッチにしたものがこちら。

クルールスケッチ2

上のスケッチの左下から右上に斜めのラインがありますね。これが道路斜線です。基本的にこの道路斜線をはみ出た計画は出来ません。ちなみにこのスケッチは東側のボリュームの断面スケッチです。次に西側のボリュームの断面スケッチと前面道路からみた立面のスケッチです。

クルールスケッチ3

道路から見た際に、西側と東側のボリュームでそれぞれ出入りが異なってボコボコした感じにしたいと思っていました。だから「前面で道路斜線内で出入りをつくって変える」だったのでしょう。

続く・・・

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