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2019-02-05

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イタリア建築研修4 ヴェネツィア 建築編

「一番好きな街はどこですか?」
「あぁ、・・・ベニスですね。」

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これからは、この様に鼻につく感じで答えようと思います。
ヴェネツィアとベニスが同じということも知らなかった増田です。
内容が盛り沢山のため、大まかに見出しをつけてみました。

・遂に見たぞ!カラトラバ!

・え?マジ!?なんで改装中なのプンタ・デラ・ドガーナ

・オリベッティ、お前もか・・・(ブルータス、お前もか・・・的な感じ)

・森所長が泣いた、スカルパ建築

・ベルナール・ビュッフェの絵

サザエさんの様ですが、この5本立てで紹介していきます。
それでは長~いブログにお付き合いください。

<遂に見たぞ!カラトラバ!>

サンティアゴ・カラトラバ  スペイン出身の建築家で、私の一番好きな建築家です。
とにかく構造美。植物の葉脈や、生物の骨格のような構造を実現させていて、構造がデザイン。いつか見てみたいと思っていました。
何気なくベニスの地図を見ていると「カラトラバ橋」の表記を発見!
「ん? カラトラバ橋・・・、カッ!カラトラバッバッシッ!?」
地図が破れました。
そうです、カラトラバ設計の橋で、名前もそのままカラトラバ橋がありました。
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これです。カラトラバ橋。さすがの構造美。
下から見ると・・
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脊髄のようですね。ベニス滞在中、毎日渡りました。
初カラトラバでした。

<え?マジ!?なんで改装中なのプンタ・デラ・ドガーナ>

今回のイタリア建築研修のメイン、安藤忠雄氏設計の税関を改装したプンタ・デラ・ドガーナ!
さ、皆でプンタ・デラ・ドガーナへ行くぞと意気込み、到着すると改装中・・・

「へ?」「は?」「なんで?」「マジ?」「ウソ?」

ホームページにも一切何も載っていない。現地ガイドさんも驚きを隠せない様子。

「まあ、また見に来いよってことだよ!」 
という 大上社長の名言が出ました。
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水上バスから必死に撮影したプンタ・デラ・ドガーナ。

<オリベッティ、お前もか・・・(ブルータス、お前もか・・・的な感じ)>

プンタ・デラ・ドガーナを後にした一行。次に目指すはオリベッティショールーム。
森所長が愛してやまない建築家、カルロ・スカルパの設計。私もあの有名な階段が見えると楽しみにしておりました。綺麗なサン・マルコ広場を横目に到着しましたオリベッティのショールーム。

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ロゴデザインも素晴らしいのですが、ここも改装中・・・。
「へ?」「は?」「なんで?」「マジ?」「ウソ?」

・・・大上社長、お願いします!

「まぁ、また来いってことだよ!」

外のガラスに張り付いて何とか撮影した階段の写真がこちら。

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また来るしかない。

実はここに来る前にスカルパ設計のヴェネツィア建築大学の正門を見てきました。
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正門だけで、このデザインとこのインパクト。

<森所長が泣いた、スカルパ建築>

翌日、水上タクシーで車の乗れる場所まで移動し、車で走ること1時間半程。
到着したのはブリオンヴェガ社の創始者が依頼した墓地。ブリオン家の墓。
森所長が死ぬまでに一回は見たいと言ってた場所。
スカルパの数少ない新築作品。この空間に入ったときから言葉が邪魔に思えたほどの場所。
私の拙い表現力では伝えられないので、写真だけを並べます。

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ここに訪れた皆が、それぞれ思うことがあったでしょう。
それぞれが自由に墓地を見学しながら、それぞれの時間を過ごしました。
森所長はきっと感動して泣いてるだろうな~と私は一人で思ってたのでした。

次に訪れた場所は、カノーヴァの石膏彫刻陳列館。
こちらもスカルパ設計の増築棟があるということ。
内部は撮影禁止のため、森所長の本の写真を載せます。

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今回のイタリア研修で私の中で一番印象に残った空間はここでした。

スカルパ設計の増築した展示スペースと、もともとあった展示スペースとが隣接していましたが、明らかに空間の質が違いました。

石膏像のレイアウト配置と光の当たり方が凄まじい・・・

照明は一切無く、完全な自然光のみの屋内展示空間で、ここまで石膏像が綺麗に見えるものかと・・・

空間の幅や高さ・低さ、床のレベル差、明るさ・暗さ・・・

石膏像の向きや配置の全てが計算され尽くされたのでしょう。

あまりに完璧すぎる空間に行くと気持ち悪さを感じると聞いたことがありますが、ちょっとだけわかった気がします。

<ベルナール・ビュッフェの絵>

ベニスの町並みを歩いていると、写真を撮影する手が止まらないほど景色が綺麗でした。
何枚も撮影した中で一番のお気に入りの写真がこちら。

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ベニスのシンボルとも言えるゴンドラの背景にサンジョルジョ島のこの写真。
私の唯一好きな画家、ベルナール・ビュッフェの作品とドンピシャの構図でした!

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帰国してから気づいて、嬉しくて嬉しくて、スマホの待ち受けにしました。

Arrivederci

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