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2019-04-03

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オーストリア建築の旅 41

やっと来た。
30年前くらいにA&Uという建築雑誌で見て
ずっと見たいと思っていた建築。
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坂の向こう、樹々の横から
顔を覗かせている。
御構い無しにずんずん進む妻の後ろ姿を見ながら
「やっと来たぞ」
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三位一体教会
1976年竣工。
43年前の建築。
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ウィーン郊外、閑静な住宅地の
はずれの丘の上に建つカトリック教会。
有機的に積み上げられた152のコンクリートの塊と
その隙間を埋めるガラスで構成される。
1階は礼拝堂のみで他施設は地下に配置されている。
その独特の形状はウィーン出身の彫刻家
フリッツ・ヴォトルーバ (Fritz Wotruba)の模型をもとに設計された。
ヴォトルーバ存命中に教会は完成せず、
その後その仕事は共作者の建築家のフリッツ・G・マイヤーに引き継がれた。
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建築をデザインする際、
特に鉄筋コンクリートは
彫刻のように造形することが
私は
多い。
この建築は彫刻家がデザインした。
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ひたすら感動する私
礼拝に来ている人たちと
騒がしく話し
全てをぶち壊す
妻。
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気にせず、
リンツで買ったスケッチブックに
スケッチ。
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こんなエントランスから入場。
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152個のコンクリート塊の狭間の開口部から
降り注ぐ光。
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もっと暴れたごちゃごちゃ感が
あって当然なのに
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奇妙に静謐な空間が広がる。
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全体の構成や構造を理解することは
短時間では不可能。
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こんなコンクリート打ち放しの建築は
見たことがない。
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唯一無二
という言葉はそう簡単に
使ってはいけない。
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地下の集会室ではミサ後のパーティー中。
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地元にすっかり馴染んだ教会。
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外ではパラソルが用意され
屋外パーティーの準備中。
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コンクリートブロックの積み木のくせに
見る方向で表情が
全く変わる。
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結構時間を費やしてしまったけど
今回の旅の目的が果たせた気がする。
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バス停に向かう。
次は・・・

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