最終日。
朝から散歩。
テント屋根のかかった中庭。
よく見ると
馬・・・
馬場のようですが
ここはウィーンのど真ん中。
東京に例えると
銀座2丁目。
少し歩くと
最初の目的地。
ロースハウス
アドルフ・ロース (Adolf Loos)の
設計によって1910年から1912年頃
にかけて建てられた。
ロースは現代的な建築物を頑ななまでにに目指し、
装飾物を一切排した建物を建てた。
そのため美しく、華麗な王宮の建物群と
貧相なロースハウスは
どう見ても釣り合わないという理由から
大々的に批判され、
官庁までが建物の外観を変えるよう
ロースに圧力をかけ続けた。
ロースハウスの窓の上には庇(ひさし)すらないことから
『眉のない建物』などと陰口を叩かれ、
結局ロースは居住空間の窓の真下に
プランター(横長の植木鉢)を
取りつけることで譲歩し、
この問題に決着がついた。
そして華麗なショップエリアを抜けると
ハースハウス
ハンス・ホラインが設計したガラス張りの現代建築。
シュテファン寺院の前に建設され、
歴史的建築物との対比的に映る。
これも建設当時はシュテファン大聖堂の前に
こんなものを建てて
と賛否両論の議論を巻き起こした。
国民性というのか革新性というのか
フンデルトヴァッサーの公共住宅といい
ウィーンの市役所は
すごい。
とりあえず、今まで素通りしてきた
シュテファン大聖堂に入る。
石造でこの空間は圧巻。
早朝ということで人も少なく
心ゆくまで見ることができた。
そして、本日の目玉 その一。
路地を歩いて、
25年前に来ることができなかった
この場所に
来た。