ウィーン郵便貯金局
オットー・ワーグナー設計。
ワーグナーは古典主義やアール・ヌーヴォーを経て、
近代的なスタイルにたどり着く。
この時期、建築工法が
石を積み上げる方式から
鉄筋コンクリートへ変わりつつあった。
ワーグナーは壁面に薄い石材パネルを使用し、
目立つ鋲で固定する。
遠目には壁一面がドットで覆われているように見える。
そうすることで外壁は石の「塊」ではなくて
「板」だということをアピールした。
3度目のウィーンで
やっと来ることができた。
ガラスの庇をくぐると
ずっと来たかった空間が広がる。
ガラス天井、ガラスブロック床
アルミの空調吹き出し口・・・
郵便局でこんなものを作ってしまう国。
地下も公開されているので
行ってみる。
何気ないようでいて
ワーグナー色が強い。
階段も
この手すりと石のパターン。
驚嘆のまま
地下鉄に乗る。
ドナウ川を渡ると
国連ビルを始め
こんな現代建築が並ぶ。
そして着いたのが
こんな建築。
ここはまあ
「ららぽーと」みたいなもの。
お土産購入を兼ねて来てみたが
休憩。
さて
いよいよウィーン最後に
残していた場所に向かおう。