祝! 200回!
今回は内部。
至って簡素ですが、角度を振って繋がる木造ボックスとコンクリートボックスで
空間に動きが出ています。
見え隠れする空間は全て見えてしまう空間より
奥行と期待感を持っています。
コンクリートボックスはプライベート空間。
木造ボックスはパブリック空間。
明確にコンセプト分けされた空間の
まずはパブリック。
CGでは・・・
実際は・・・
天井は合板に塗装。ちょっと懐かしい香りがする。
そして
木造ボックスの中に小さなコンクリートボックスを立ち上げた。
その中は キッチン。お母さんがパブリック部分の全てを視界に納め、
人の出入りもここを通らないとできないようになってる。
云わば司令塔。
必ず「ただいま・行ってらっしゃい・おかえり」といった言葉が交わされるように・・・
この壁に差し込む日差しが
設計の狙い通り!
玄関を入ると居間越しに階段とプライベート空間が見え隠れする。
1階南棟 和室。
コンクリート打ち放しの床の間と階段。
道路に面しているので視線を気にして
高窓と地窓で採光・通風を取る。
見返しは・・・
角度を振った居間を通して外部が見える。
障子を締めると
高窓の日光が障子に落ちる。
1階北棟 浴室、洗面、WCの水周り空間。
洗面室。ここは担当の深見らしく機能性を備えた上でシンプルかつオシャレ。
2階南棟は寝室兼書斎。
書斎のデスク回りも深見のデザイン。
ここも高窓からの日が落ちる
2階北棟。子供室。
同じように高窓の日光。
この家、パブリック空間は全面開口
プライベート空間は高窓、地窓と
窓の開け方も完全に分けてしまった。
夜は・・・
キッチン、コンクリートボックス上部に仕込んだ間接照明。
和室を見ると・・
司令塔。
最後にもう一度
この写真。
ただいま
行ってらっしゃい
おかえり・・・