帰路につく。
チェックアウトして
シュテファン大聖堂前から地下鉄に乗り空港へ。
ウィーン国際空港がなんだか
懐かしい。
予定通りのフライトで13時間。
往路と同じく台北で11時間の乗り継ぎ。
往路でわかってるので
迷わず台北駅までやってくる。
台北駅のこれは電話ボックス状の
「一人カラオケボックス」
駅前に出ると
イスラム系の皆様が合同礼拝の真っ最中。
これは駅の売店。
火事で燃えた後ではなく
休業中おろしてるカーテンが
ノーマルにこれ。
閉店中も駅の景色なのだから
気を遣ってほしい。
さて
帰路は台北で行く場所を
ウィーンのホステルで決めてきた。
直行!
のはずが
同行者はそれを許さず商店街巡り。
朝粥を買って
駅でしゃがんで夫婦で食べてると
もう
現地人。
やっと移動。
最高気温30℃のウィーンから
最高気温45℃の台北は
こたえる・・・
ついたところは
「華山1914文創園区」
日本統治時代に酒造工場として建てられ、
リノベーションを経て
今は流行やアート発信基地として注目の場所となっている。
工場の広い建物に学校の教室状に
アトリエやショップ、映画館などが入ってる。
通路に屋根がかけられて冷房が入ってる。
天国・・・
木陰のカフェは雰囲気が最高。
現代建築と蔦のからまるレンガ積み工場建築。
ショッピングストリートとなるや
俄然張り切り、私を従えて歩く妻に
付き従い
暑いながら結構楽しんだ。
今回は現代建築には見向きもしない。
続いて地下鉄を乗り継いで向かうのは
寶蔵巌国際芸術村
政府肝いりのプロジェクト。
200世帯ほどの村に
世界各国のアーティストを招聘。
創作活動をここに住みながら行う。
芸術村、アーティストレジデンスという
アーティストが制作をするスタジオと住居が一緒になった施設で、
アーティストたちは自分のスタジオを離れて、
環境の変化や充実した設備、
その土地の人々との交流などを求めて
アーティストレジデンスを行う。
言ってみれば
新手の空き家対策か?
日本のトウキョウワンダーサイトという
レジデンスからの交換プログラムで、
毎年日本人も来ているらしい。
一般住民もいるので間違えないように
こんな案内板がある。
もう、普通の村ですが
中に入るとこんなインスタレーションだったり
アート系の小物、本など売ってる
ショップだったり
路地の坂道を行ったり来たり。
台北の人でもほとんど知らないエリアだそうで
駅のインフォメーションで行き方を聞いても
わからなかった場所。
妻曰く
「どうやってこんなとこ知ったの?」
まあ
匂いかな。
村の入り口のこんなお寺を抜けて
台北駅裏の地元民御用達食堂で
夕食。
やっと
帰国。
地下鉄終電で帰宅。
こうして
長い旅は幕を閉じる。
次回からは
このシリーズにより中断していた
(誰も覚えてないでしょうが)
「東京建築散歩 7」
9ヶ月ぶりに
続けます。