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2019-06-01

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東京建築散歩 9 目黒から恵比寿

消えてゆく建築を惜しみつつ
生まれたばかりの建築に向かう。

隈研吾が
創建1670年の白金台にある
瑞聖寺庫裡(ずいしょうじくり)
を再建した。
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中国の寺院建築に特有のデプス(奥行き)を
強調した軸性の強い伽藍配置を再現。
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地域に開かれた寺院を体現するべく、
軸線の南側には一辺が開かれた
コの字型の回廊空間を作りあげた。
コの字型の中庭は水盤としてデザイン。
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その中央には、水に浮くようにプラットフォームを設け、
地域のさまざまなイベント、
パフォーマンスが開かれるという。
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木の細い桟が連なった外壁。
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屋根は木造ではなく
木と鉄のハイブリッド
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やっぱり気になるのは
このゲート。
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傾き加減が良い
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日本の伽藍を解釈し直した建築。
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涼しげで気持ちの良い
建築です。
少し戻って北に歩く
程なく現れるのが
今日、一番見たかった
フィリップ・スタルクの作品。
その名も
ユーネックス・ナニナニ。
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南側に足場があり、隣地で建築中。
昔撮った写真では
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こんな感じで形がよく出ていたのですが・・・
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相変わらず面白いカタチだなーと
一周回る。
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見る方角で表情が違う。
この案のプレゼンテーションで
スタルクはアルミ削り出しの模型を用意した。
クライアントが並ぶ前に
「ゴトリ」とその模型を置いた。
クライアント達は呻いて
この案に決定した。
という逸話を聞いたことがある。
竣工は1989年の
ポストモダニズム全盛期の作品。
フィリップ・スタルクのデザインで
とりわけ有名なのは同年に出来た
「アサヒビールスーパードライホール」
隅田川沿いにあって、
アタマの上に金色の雲のような
ナニかを載せたアレです。
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断然この「ナニナニ」の方が好きなのですが
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いつまでもここにあって欲しい。
このまま歩いて恵比寿方面に
ただし、住宅街を通り抜けます。
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伊東豊雄の建築塾。
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この日はお休みのようですが
ここで行われる
建築を学ぶカリキュラムを
見てみたい。
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目黒駅から恵比寿まで
数時間でこれだけ見ることができます。
さて、次回は
「いざ鎌倉」

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