以前、目黒近辺を歩きましたが
今回は中目黒駅からぶらぶらします。
「なかめ」こと
中目黒が脚光を浴びる
今日この頃。
最近できて脚光を浴びる建物には
目もくれず
村野藤吾作品に
向かう。
いきなりの
天才バカボンのパパ
逆立ちバージョン。
実は拠点にしている愚息の
ワンルームマンションは下落合で
その斜め前がなんと
赤塚不二夫スタジオ・・・
毎日
バカボンパパに挨拶しながら
出かけます。
閑話休題。
中目黒駅からやってきたのは
村野藤吾設計による目黒総合庁舎(旧千代田生命本社ビル)
千代田生命保険相互会社の本社ビルとして
1996年竣工。
2003年、「開かれた庁舎」として再生された。
もう、この足元を見ただけで
どれだけ村野流が注ぎ込まれているかが
わかる。
庁舎の構成も普通ではない。
こんな回廊が囲むのは
池。
この周りに建物は展開される。
そして
建築設計者が誰もが知ってる
この階段。
これは写真では伝わらない。
ぜひ、現物を見てください!
そして
建築設計者が誰もが知ってる
この庇。
不規則に並ぶ8本の柱。
村野の初期スケッチでは1本の柱が描かれている。
そして
建築設計者が誰もが知ってる
ホールの8つの明り取り窓。
作野旦平氏制作のガラスモザイクによる
四季が抽象的に表現されている。
さらに
建築設計者が誰もが知ってる
地下のサンクンガーデンに向いた茶室。
これが、あの茶室です。
日本で建築の勉強を始めると
この建物は誰もがいつの時点かで一度は学ぶ建築。
名古屋では現在解体が始まった
某デパートやとっくに解体された
某都ホテルのように
姿を消してゆく
村野建築。
区役所として再生された
この建築は
いつでも見れます。
(茶室などは予約必要)
なんとなく行き詰まると
目黒に向かう
森です。
そんな私に
この日は
最高のプレゼントが。
次回、
このすぐ近くの
目黒区美術館に
歩いていきます。