こんにちは 工事部の柘植です
私自身初の上海は想像をはるかに超える驚きの連続でした
これまでに上海建築視察ブログで紹介されていますがどれもまず建物が大きい、しかも素直な建物がない 斬新というのか奇抜というのか鉄腕アトムの近未来の世界にいるような感覚でした
そんな中でも一番鉄腕アトムがいそうだったのがこちらの建物
凌空SOHO デザインは新国立競技場の当初のデザイナーとしても有名なザハ・ハディッド氏です
上海にある大型複合施設で地下1階 1階に飲食店などの商業施設が入り上層階はオフィスになっているそうです
3次元の曲線がどこまでも続くデザインで建物全体がどんな形か全く想像できませんがこんな配置みたいです
ホントによく建てたなあと感心します 日本では構造やコスト、等の問題でまずできないだろうなと思います
この建物を見学していてまったく直線がない視界だからか非常に疲れたのが印象に残っています
こんなアトムの世界ばかりでもなく古い建物のリノベーションした建築もいくつか見学しました
その中で私が一番すごいと感じた建物を紹介したいと思います
1933老場坊
その名の通り1933年にイギリスの建築家によって建てられた鉄筋コンクリート建築で屠殺場(食肉解体場)だった建物をリノベーションし現在はレストランやカフェ イベントスペースとして使われています、
調べてみるとこの建物は当時イギリスから輸入されたコンクリートで造られ、壁の厚さは約50㎝。2階の壁は中空形式を採用しており、つねに低い温度が保てるように設計されているそうです
1933老場坊は中心の建物の周りをぐるりとロの字に建物が取り囲み、その間をブリッジでつなぐという構成になってます。
当時どのように使われていたのか?やたらと階段が多く複雑な構造でしたがなぜか非常に心地よい空間でした
とにかくスタバが多かった
さすが中国 南京錠!
屠殺場をリノベーションして若者に人気のスポットになってしまうあたりに上海の若者パワーを感じました
今回の研修で上海は人も街もとてもパワフルでした 建築の納まりとかは豪快すぎて参考になりませんでしたが また純粋に建築を見に行きたいと思います