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2019-07-03

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東京建築散歩17 ここはどこでしょう?

今回はこの写真から
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東京23区内ですが
どこだと思いますか?
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屋根といい、外壁の傾きといい
いかにも
私好みですが
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各部の納まりもしっかりしている。
この建築は
東京大学農学部
弥生講堂アネックス
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「セイホクギャラリー」(多目的ホール)の構造は
木質構造によるHPシェル構造。
ここまでの規模で木質構造による
シェル構造は日本初の規模。
「エンゼル研究棟」は、国産ヒノキの乾燥材を
用いた在来構法。
1階講義室は、105角のヒノキの柱材がこまかく配置され、
柱・梁による仕上げ兼構造体(一方向ラーメン構造)
として機能している。
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設計 河野泰治アトリエ
構造 東京大学大学院農学生命科学研究科/木質材料学研究室
施行 (株)エンゼルハウス

東京大学というと赤門や
安田講堂を思い浮かべるでしょうが
実は
名建築の宝庫。
この並びには
アレ
がある。
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情報学環・福武ホール
2008年3月に開設。
設計は同大学初となる特別栄誉教授の
終身称号を持つ建築家 安藤忠雄。
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長さ約100mのコンクリート壁「考える壁」が特徴的で、
仕切りではなく建物と既存の大学敷地をつなぐ“間”を表現している。
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奥行きが15mしかない細長い建物は、
京都の国宝建造物でお堂が約120mもある
「三十三間堂」をモチーフに設計。
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本郷通り側の楠を遮らないように
地下2階~地上2階の半分以上が地下に造られているなど
長い年月で培われた景観に配慮している。
コンクリート壁の内側は地下2階まで
吹き抜けのオープンスペースで、
この空間は表参道ヒルズや
東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTを思い起こさせる。
そして
少し歩くと
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いかにも
隈研吾
という建築が現れる。
東京大学本郷キャンパスのカフェ
廚菓子くろぎ(くりや かし くろぎ)
和食界を代表する若手、黒木純氏による和菓子と、
スペシャルティコーヒー専門店、
猿田彦珈琲のコラボレーションカフェ。
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店舗があるのは、
春日門側のダイワユビキタス学術研究館1階
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隈研吾は東京大学教授として教鞭をとる。
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見応えのある名建築が並ぶ
東京大学本郷キャンパスは建築散歩に最適。

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