東京で何故
フランス?
と思われるでしょうが
フランスにちなんだ名建築2題。
まずは
石畳が続く神楽坂。
フレンチ系のカフェやレストランが目につくが、
これは飯田橋にフランス語インターナショナルスクールの
東京国際フランス学園があること、
そして1952年にできた東京日仏学院、
現アンスティチュ・フランセ東京の影響が
大きいと言われている。
フランス政府公式機関であるアンスティチュ・フランセ東京。
“政府公式機関”と言うとなんだか“おかたい”イメージがあるが、
なんと自由に見学ができるオープンな施設。
1951年に建てられ、鉄筋コンクリート造り3階建て。
設計は坂倉準三。
コルビジェの香りを残す
モダニズム建築。
坂道からスロープを上がる。
ピロティから左右に分かれてエントランス。
この日はとにかく、2階のギャラリーに急ぐ。
何故なら
この日は坂倉準三の作品展!!!
この建築の模型から
あの「いざ鎌倉」、
そして 青山で森が行きつけの
岡本太郎美術館など。
展示を見て、内部探検。
廊下のこの位置に
柱!!
さらには
柱を上部の円錐とともに
目立たせようという配色。
通常、我々は隠しにかかるもの。
窓の外にも柱。
この建築は柱を前面に押し出したデザイン。
トイレも・・・
こんな配色の建築、
フランスで見たラロッシュ邸に近似している
ことに気づく。
コルビジェの弟子だなー。
と
妙なとこで感心してしまう。
神楽坂から御茶ノ水を目指して
もう一つの
フランスへ
続く