もう一つのフランス。
アテネ フランセ
吉阪隆正が設計。
1962年に日本建築学会賞を受賞。
吉阪隆正がアンデスの夕日を
イメージしたというピンクと紫色の建物
「Athénée Français」の
アルファベットが
ランダムに刻まれた外壁のデザイン。
その鮮やかな色が選ばれたのは、
将来コンクリートの建物が増えていく
東京の景色を見据えてのことという。
教室、廊下、休憩室、図書室などに配された、
天童木工製で吉阪隆正がデザインした家具。
丸みを帯びたドアの取っ手。
触れると優しい階段の手摺り
廊下の壁には、
ローマ神話の女神・ミネルヴァの横顔
3つに分節された建築は
まぎれもない無い吉坂隆正建築として
55年経った今も
ここに在る。