こんにちわ。
設計部の橋本です。
豊田市美術館で開催されているクリムト展に昨日行ってきました。
クリムトの絵は日本や中国の伝統工芸、蒔絵や浮世絵などからインスピレーションを受けているそうですよ!
言われてみれば背景の模様が金屏風の柄にも見えてきます。
いつかウィーンのベルベデーレ宮殿でもっと作品を見てみたい・・・
展覧会に行かれる際はあらかじめチケットを購入されることをおすすめします。
めっちゃ並んでました。
さて本題。
研修2日目も早朝より建築巡りです。
ミウラート・ヴィレッジ 設計 長谷川逸子氏
懐かしの島田伸介さんのCMでご存じ、三浦のボイラーの三浦工業の創業者であり、陶芸家の三浦保氏の施設美術館。
初めに目を引くのが青いタイル(陶板?)と飛び出した建物。
下部の重厚感のある塊と金属の飛び出した部分はガラスがくるっと回され、綺麗なプロポーション。
ロールスクリーンが上がっているともっと綺麗なのに・・・
なぜロールスクリーンが下がっているかと言うと
そう。展示物入れ替えの為、閉館しております。
三浦工業さんのご厚意で特別に見せて頂きました。
誠にありがとうございます。
タイルは先端は斜めなのに、最後はまっすぐ張られています。
よく見ると4枚ごとに少しずつ形を変えている。
すごいこだわり。
中に入るとズコーンと建物が浮いています。
柱のスパンは優に10m以上あります。
窓は水平に並んでいます。
ここで近代建築のおさらい
・ピロティ
・屋上庭園
・自由な平面構成
・水平連続窓
・自由なファサード
屋上庭園はあるか分かりませんが見事に合致していますね!
ココ試験にでますよ!!
建物くぐり抜けるとお庭が広がる。
庭から見た印象はまた変わります。
庭から見た建物は下部がガラスの箱で上が金属の箱。
庭の作品の方に目が行く様、視線が通る部分は建物の印象を消す手法。
振り返るとより上段の金属箱の浮遊感が強調されるように感じる。
一番奥はRC打ち放しと金属箱の組み合わせ。
より重量感がましている。
ミウラート・ヴィレッジは、三浦工業グループの創業者三浦保氏(1928~1996)が、生前に企画し1998年に竣工した美術館。
この建物を見て感じた事は。
三浦氏のエネルギーそのもの。
建築を彫刻的にとらえた建物形状。
素材の組み合わせからくる印象。空間構成。
視線の誘導。
いろんなことが試したくてしかたない!!
そんなあふれんばかりの感情が伝わって来ました。
あっ忘れていました。
トイレめっちゃかっこいい。
三浦会長!ご見学させて頂きありがとうございました。
弊社にもいつかは代表の銅像を置きたい物で
その時は吉川さんが手作りするとかなんとか・・・