1956年(昭和31)年に建設された教会。
チェコ出身のアントン・レーモンド(1888~1976)設計。
外観は白い小ぶりな教会ですが
曲線を描く庇。
その薄さに驚く。
コンクリート造です。
内部はこのブログで紹介した
同じくレーモンドの目黒の教会を彷彿とさせる。
折版構造の壁と窓。
なにより
この繊細なコンクリートの造形・・・
型枠・鉄筋・打設方法は如何に?
小さいながらレーモンド要素が凝縮された教会に
満足。
続いての目的地に向けて歩き出すと
こんなコンクリート壁を持つ家の前を通る。
コンクリートを貫通するガラスの箱。
その中の照明。
面白い。
やってきたのは以前ご紹介した
自由学園明日館
1921年(大正10)、
羽仁吉一、もと子夫妻が創立した自由学園の校舎として
アメリカが生んだ巨匠
フランク・ロイド・ライトの設計により建設されました。
明日館建設にあたり羽仁夫妻にライトを推薦したのは遠藤新。
帝国ホテル設計のため来日していたライトの助手を勤めていた遠藤は、
友人でもある羽仁夫妻をライトに引きあわせました。
夫妻の目指す教育理念に共鳴したライトは、
「簡素な外形のなかにすぐれた思いを充たしめたい」
という夫妻の希いを基調とし、
自由学園を設計しました。
この日は2階の食堂で
クラシックコンサート。
バイオリン、チェロ、ビオラの三重奏。
この空間で音楽が聴けるとは!
無料だし・・・
ラッキーでした。