旅の行程としてはちょうど半分、二日目の梼原の夜、宿泊先の「雲の上のホテル」です。
この梼原町は「竜馬脱藩の道」との事で、竜馬がここを通って脱藩し、その六年後に明治維新を迎えます。しかしながら志半ばでこの世を去った同志の勤王六志士の墓、維新の門というのがここ梼原にはあるのですが、そこに立ち寄る事も無く一心不乱に建物研修です。いつかプライベートで行こうと思った松岡です。
激しい雨の中、梼原総合庁舎、図書館、まちの駅と隈設計を見させて頂き本日の宿へ。
「雲の上ホテル」も隈設計です。
ちょっと整理すると梼原での最初の隈作品はこの雲の上のホテル(H6年)、その後庁舎(H18年)、まちの駅(H20年)が建築されます。
そしてホテルの増築という感じで雲の上のギャラリー(H22年)、そして図書館(H30年)と続きます。
サーフボード型の屋根は雲をイメージして雲の上の町を表現しているとの事です。
梼原産の大杉をふんだんに使った木造建築ですが、よく見ると傷みも見えました。
雲の上のギャラリー
この施設は、森のような建築物を作り、梼原の森の中に溶け込ませたいという思いから生まれたようです。
ホテルと温泉を繋ぐ大変豪華な連絡通路のような建築物です。
私は難しい事は分かりませんが、夕景に関してはちょっと神々しく見えました。
つづく・・・