あれ!?
この建物屋根がつながっていない?
中から見てもやっぱりつながっていない・・・
どうやって(構造的に)もたしているのだろう?
屋根も壁もペキペキと折れ曲がっている!
これは研修ブログ④で出てきた丹下さんの今治市民会館と同じ構造の折半構造だ!
なかなか見ることが無い珍しい構造を2度も見れるとは驚き。
折半構造の強固な壁と屋根を自立させ、向かい合わせに立たせている。
複雑に見えてシンプル。
模型で見るとても分かりやすい。
折半構造の強さを説明する為に
普通の紙を折っただけの模型もありました。
触ってみると結構しっかりしている。
内部の階段。
床からの斜めに自立している。
普通は上下階でつなげますよね!?
よく見るとつながっていないんですよ。
こんな所にも建物コンセプトがキラリ。
最後にこの建物のアプローチ真正面でなく若干角度を振っているのが分かりますか?
設計者が建物がきれいに見れる角度にこだわって場所を選んでいます。
寺社仏閣もそのようになっているケースが多いです。
社長に指摘されてから気づきました。お恥ずかしいかぎり・・・
こちらの建物は土佐清水市にある「海のギャラリー」。
1967年に開館
女性建築家のパイオニアと言われる「林雅子」さんが設計をされています。
大シャコガイをイメージして作られたとてもアグレッシブな建築。
お近くを通られたら是非足を運んで下さい。
設計部 橋本でした。