‘ピン’と背筋が伸びるような、そんな空間だった。
愛媛県西条市にある南岳山光明寺。
4日間の研修の最後に訪れたのは、およそお寺らしからぬ
外観の建物。建物の周りは水盤で囲まれている。
この日は幸い風もなく地上のものがそのまま映し出され、
格子部分は特に吸い込まれるような感覚を覚える。
この建物の設計は安藤忠雄氏。
本堂は木造だが、周りの客殿等はRC造。
細かいこだわりが随所に見られた。
シンプルな中にも存在感を放つ礼拝堂の階段。
本堂は世代を超えて多くの人に集まってもらえる場所にしたい
との思いから講演会やコンサートにも使用されているとのこと。
建築主と設計者の想いが詰まった建物だと感じた。
愛媛、高知をめぐる建築研修。ブログリレーとしては
今回が最終回となります。
また研修等でおもしろい建物がありましたらご報告していきたいと思います。 積算部 山田