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2020-01-10

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Calm cuatro vol,6

こんにちは。設計部渡邉です。
Calm cuatro vol,6ブログ。
最終回なので竣工した建物を写真中心に紹介していきたいと思います。

敷地は、高辻の交差点に程近く、周りは古くからの下町エリアにあり、通常、建物のベランダや窓を外側に向けて開放的なプランにするのが定石だが…
オーナー様とのディスカッションから、行き着いた回答は…。
「内に開き、光を取り入れるイメージ」。

【谷間~陰影礼賛~】
2棟の建物をソリッドに切りとった谷間。
アプローチの中庭を進むと、外部の音は徐々に遮断され、光と影に包まれる。
一番奥の壁は、存在感のある出目地の杉板コンクリート打放し。
夕方には室内から外へ漏れる光によって、行燈のように柔らかい光に満たされる。

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【外と内の繋がり】
一見、外部からは閉鎖されたような外観。
建物を十字に切り、共用スペースとし、四つ角を住戸に。
外部と内部の繋がりを再考した、新しい回答。

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【マドリ】
玄関を開ければ、開放的な空間が広がる。
ガラスブロック沿いの縁側を通って各部屋に入る画期的なプラン。
中庭側にガラスブロック、室内には障子を採用。柔らかな自然光を取り込む。
斬新でいて機能的なデザインのマドリ構成。

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【素材とサイン】
ガラスブロックに障子建具。出目地の杉板コンクリート打放の壁。
割栗石とタイルと玉石…。素材の選定と組み合わせが集積され全体となる。
サインは、シンプルにさりげなく。

障子とガラスブロック

IMG_0367

出目地杉板コンクリート

割栗石・タイル・玉石

サイン

1棟目のCalm dosから始まり、2棟目のCalm tres。
そして3棟目のCalm cuatroが無事竣工致しました。
建築好きのオーナー様はじめ、弊社のメンバー、協力業者の方々。
その他にも様々な人たちの協力を得て最高の建物が出来上がりました。
この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
『ありがとうございました!!』

では、また良い出会い。良い建物を造り上げれることを願って…。
to be continued・・・。

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