Charmant Chic Build vol,6
今回は建物紹介です。
特徴的なのが建物の凹凸。
これは設計時に抜け方向(視線が抜け、ここに窓があったら気持ちい良いだろうなという方向)で決めています。
また全面道路が一方通行で少しカーブしています。
コーナーから曲がって来た時にドーンと印象付けれる様、3階の一部を飛び出させています。
上の写真は飛び出ている所からの写真です。
通曲公園の緑が見えとても気持ち良いです。
低層階も道路間口いっぱいに植栽を植えましたので、数年後には緑のカーテンで覆われるのではないでしょうか。
植栽は真っ白な建物の外観に合うよう南国のリゾートをイメージして選びました。
ソテツやドラセナ、ココスヤシの様にまさに南国の植物もあれば
アオダモ、オリーブ、ユーカリなど緑がとても美しい樹もあります。同じ緑でも異なった緑がグラデーションを作ります。
赤い花が咲くライラックやカリステモンが良いアクセント。
地被部分はメンテナンスを重視し、割栗石を敷き詰めたロックガーデンです。
植木にとても詳しいオーナーさん、地元の造園屋の愛協さんを交えて決めました。
キッチンはワイド2100。人造大理石のカウンターで全て引き出し式。大容量の収納力。
ユニットバスは1418サイズ
もちろん浴室乾燥機付き。
洗面はワイド900。
宅配BOXとアマゾンの郵便物も入る大きなポスト。
壁のタイルは波をイメージ。
自動扉も朽ちた木の柄を採用。
建物裏手にはトランクルーム。
内寸で717×1418
駐輪場も裏手。
前面にあると生活感が出るのでこちらに配置。
こちらはゴミ置き場。
環境事業所と協議し、ゴミ置き場内で分別出来るように広めのスペースを確保する事で
収集日の前日から出せる様にしました。
現実として広いバルコニーや作りつけのシューズクロークはなかなか家賃に反映することは出来ません。
ですが・・・
営業部の大上や高級賃貸専門の仲介会社:スタイルプラスの北さんと
広さ・間取り・デザイン・洗面台の大きさからゴミ置き場まで入念に打ち合わせを繰り返しながら
「ここに住む人達が求めているものは何か?」と入居者様の目線で考え、
その想いをオーナー様にぶつけました。
都心から離れている事もあり、高額家賃の設定への不安もありましたが、見て頂ければ選んでくれるだろうという自信もありました。
一つ一つの選択が実を結び、大変難しい時期ではありますが入居の滑り出しは好調です。
こうしたチャレンジをさせて頂いた、オーナー様には感謝の言葉しかございません。
また一歩、東海・ビルドも先へ進む事が出来ました。
6月5日(金)6月6日(土)見学会へ是非お越しください。
心を込めてお待ちしております。
設計部 橋本