築40年の鉄筋コンクリート造3階建て。
その1階の診療部門の改修プロジェクト。
きっかけは当社の新聞折込広告とホームページを見ていただいた1本の電話から。
コンクリート構造体の耐震補強とデザインをリンクさせた計画を立てました。
改修前は
右下が玄関。
この玄関の位置を一気に右上に移動し、診察室左の中庭に注目。
待合室を中庭を眺める位置に移動。
こんな図面になった。
図面に書き込みすぎてちょっと見にくいですが・・・
右上玄関から動線を曲線で誘導。中庭を見る待合室に誘い込んでおいて図面下部の診療部分に呼び入れる。
内部の仕上げ材解体を終えると
何度か改修をされているのですが梁の一部をその時に欠き取ってしまっているetc・・・
こういった部分の補強にかかる。
同時に強度計算から耐震壁の不足が判明したので耐震壁を新設する。
同時に独立柱の補強。
リフォームというと使い勝手やデザインに目が向きがちですが建築の基本は構造体。
今回の工事範囲内で、できる限りの検討と対策を施す。
Team-C.O.Aの価値はこういったところに現れる。
内部のCG。
外部は
既存の外壁の風合いを活かしてデザインした。
タイルも複雑な陰影を産むものを提案。
少し前の内部の状況。