こんにちは。設計部渡邉です。
Calm cincoブログを設計部目線から書いていきます。
建物プランを考えていく時には、沢山のアプローチの方法や切り口がありますが、多くの場合は立地条件(敷地状況、周辺環境など)、建築基準法等の条件整理をしていきます。並行して、営業部の村松と話し合い、計画地における賃貸共同住宅のニーズ、適正家賃からもとめた建築コストを頭に入れながら…スタートしていきます。
オーナー様は、建築好き。
ただの“物”を建てるのではなく、オーナー様と共に“築く”
今回も建築していくプロセスを楽しみながら進めていきました…。
今回のブログは、プラン初期配置検討から綴っていきたいと思います。
計画地は、西側のみ道路に面しています。
建物がどのように見えてくるのか。
既存建物が残る敷地をみながら創造してみる事から始めていきました。
オーソドックスに計画すると、住戸を南向きに配置して、採光を確保することから始まり
南側がバルコニーとなるケースが多い。
それでは、面白くない。
オーナー様との打合せの中から斬新なコンセプトが生まれていった。
今回は、最大限のボリュームを確保(3階建て)しつつ、1階あたり3戸を配置。
東西に細長い敷地のため、南側バルコニーでは最大限の土地活用にはならない。
そこで、幾つかの設計ルールを決め進めていった。
・採光を求められない室をコンクリート壁で囲む
・LDK等の採光が必要な室を、日が差し込むように境界からセットバックさせる。
配置図では、なかなか伝わらない…。
外観のパースが分かりやすい。
西側道路からの外観。
南側外観の夕景
光の漏れ方で建物コンセプトが、より強調される。
西側道路から建物の脇を通ってエントランスへアプローチする。
創造を膨らませながら詳細を詰めていく。
各住戸は、1LDK。
ガラスブロックから漏れる柔らかな光!?
コンクリート立柱とガラスブロックの関係性!?
廊下が無く他にはない間取りに!?
次回は、具体的な間取りを綴る予定です。 to be continued・・・。
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