こんにちは。設計部の渡邉です。
Calm cinco vol,5ブログ。
最終回なので竣工した建物を写真中心に紹介します。
敷地は、高辻の交差点に程近く、周りは古くからの下町エリア。
通常、建物のベランダや窓を外側に向けて開放的なプランにするのが定石だが…。
オーナー様とのディスカッションから、行き着いた建築は…。
01.外と内の繋がり
コンクリート立方体とガラスブロックのコンセプチュアルな外観。
様々な要素から、幾つかの設計ルールを決め進めていった。
・採光を求められない室をコンクリート壁で囲む
・LD、洋室等の採光が必要な室を、日が差し込むように境界からセットバックさせる。
外部と内部の繋がりを再考し、明確な設計コンセプトが“カタチ”となった。
02.コンクリートと光のコントラスト
夕刻になり明かりが灯ると、より設計コンセプトが明確になる。
夕方には室内から外へ漏れる光によって、行燈のように柔らかい光に満たされる。
最上部の庇形状を工夫し、より印象的な建物とした。
03.マドリ
玄関を開ければ、開放的な空間が広がる。
LD、洋室はガラスブロックによって柔らかな自然光を取り込む。
廊下を無くすことによって、各室の面積を最大限に確保した。
斬新でいて機能的なデザインのマドリ構成。
04.アプローチ
建物の脇を進むアプローチ。
アッパー照明で軒天を照らし、柔らかな光で誘導する。
アプローチを進み扉を開けると、素材にこだわったエントランスがお出迎え。
サインは、シンプルにさりげなく。
1棟目のCalm dosから始まり、2棟目のCalm tres。3棟目のCalm cuatro。
今回竣工したCalm cincoが無事竣工致しました。
建築好きのオーナー様はじめ、弊社のメンバー、協力業者の方々。
その他にも様々な人たちの協力を得て最高の建物が出来上がりました。
この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
『ありがとうございました!!』
では、また良い出会い。良い建物を造り上げれることを願って…。
to be continued・・・。