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2022-03-16

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元植田プロジェクト⑪

いよいよ今週17日から19日まで「元植田プロジェクト:Perseverance」の見学会を開催致します。

現場ではライトアップの調整中。
真っ白な外壁が夜空に浮かび上がります。

街の雰囲気もぐっと明るくなりました。

オーナー様はずっとこの場所に住まわれていた方。
この土地を活用するにあたって、本当に深く考えられていました。

約440坪の角地。
立地的にショッピング施設や介護施設など、大概の事業は行える場所。
その中で3Fの共同住宅を選択されました。

その理由は若い人達に来てもらって、自分達が住んで来た街に貢献したい。という思いから来た選択でした。

そんな思いに答えるべく、東海・ビルドでは30代前半のファミリーから新婚夫婦が入って頂けるように、少しゆったりとした1LDK~3LDKを提案。
デザインもリゾート地を連想させる真っ白な建築。きっと心惹かれるハズ。

どれくらいの大きさの建物が入るか検討するボリュームプラン段階では6階案もありました。


6F案:敷地南側に建物を配置

計画地南側には道路を挟んで6Fの共同住宅が既に立っています。

ここに同じ様に6Fを建てると、戸数は稼げるが大きな建物で挟まれ、
街に圧迫感が出てくると感じ素直にその事を伝え、
オーナー様もこの案を却下されました。

そこから低層案の検討がスタートします。


3F初期ボリュームプラン

南にバルコニーを配置するオーソドックスなプラン。
駐車場も全く足りていない。

この場所はかつて権現山と呼ばれていた山の頂上付近。
共同住宅で必須の南開口に加えて、北も東も見晴らしが素晴らしい。
ましてや東側には桜並木。


北側 東山への眺望


東側 小学校側への眺望

この眺望の良さをどうにか取り入れながら、駐車場台数を住戸に対して100%以上取れないか検討した結果。
この配置。


現計画配置

「街」をコンセプトに街に開かれた建築を提案。
これが「若い人に入居してもらいたい。」というオーナー様の意見と合致して弊社で建築をさせて頂きく事に。

もちろん事業ですので差別化をはかったデザインや間取り、コストや企業力も評価して頂けたと自負しております。


車路や駐車場を確保する為に生まれたオーバーハングした建物。


敷地の高低差を利用し、建物下部が駐車場

そんな検討を重ね続けた結果、こんない凸凹した建築に。
デザインというより、部屋一つ一つを心地良い方へ向けていったら、こうなりました。という感じ。

一度実際に見て頂ければ実感出来ると思います。
見学会場にて社員一同心を込めてお待ちしております。

・・・早く桜が咲かないかな。東の大窓の前には桜並木。
部屋の中で桜を上から眺めながら花見が出来るんですよ。
この建物。

設計部 橋本でした。

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