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2022-05-06

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五合池プロジェクト Vol.1

こんにちは。設計部佐野です。
現在着工中の【五合池プロジェクト】ついてブログにて紹介していきます。

今回の計画地は愛知県長久手市五合池1116番地。
オーナー様所有の賃貸マンションの建て替えプロジェクトです。

敷地は道路や隣地と高低差のある1種低層地域。斜線制限等も厳しいエリアのため、高低差、建物高さをどのように納めていくかが設計のポイントとなります。
ちなみに既存の建物は道路より1段上がった地盤に建てられています。

こちらは解体後の現地の状況。

競合他社が木造2階建ての2LDK(4~6戸)のオーソドックスな提案に対し、当社は周辺建物との差別化を図るため、鉄筋コンクリート造2階建ての3LDK+S(サービスルーム)4戸で提案。なぜRC造なのか、なぜ2LDKではなく3LDK+Sなのか・・・
プレゼンの結果、当社の考え方に賛同いただくことができ、プロジェクトの受注へと至りました。

前置きはこの辺に、本題に入ります。
今回は主に配置計画についてお伝えいたします。

今回のプロジェクトのターゲット層はファミリー層。おのずと駐車場の確保が重要になります。また、小さいお子様を想定すると隣住戸との音にも配慮が必要。一方で日当たりに関しては、南道路で間口が広い敷地のため申し分ない。

そこで考えた配置がこちら。

まず建物位置は、造成工事を最小限に抑えることを考え、既存建屋同様に道路より1段上がったレベルに配置。(斜線制限ぎりぎりまで北側に寄せています)
おのずと道路と距離が生まれ、そのスペースに駐車場・駐輪場、ゴミ置き場を計画し、への字の敷地形状を有効かつ無駄なく活用した。
また、南道路の立地を生かし、南面は可能な限り間口いっぱいまで使い採光確保に配慮した。

次に建物へのアプローチ・住戸割の検討です。
2階建て4戸。つまり1フロア2戸。この住戸数を生かしアプローチは建物中央に南北の直線状に計画。
共用部によって建物を東西に分断させることで、結果として住戸間の界壁がほとんど存在しない、全戸角部屋の住戸割が生まれます。

このようにして、この土地ならではの建物の配置計画が決まっていきます。

次回はこの配置計画からどのような外観・内部空間が出来上がったかご紹介させていただきます。
乞うご期待!

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