クリニックのリニューアル。
以前、このブログで工事途中を紹介しましたが・・・
セオリーとして
現在の使用状況と問題点を洗い出す。
改善方法のバリエーションを考察。
という2段階方式が一般的。
今回は2階に離れて存在する点滴室を1階に降ろしたい。
待合室の人数を増やしたい。
スタッフ動線が処置室を通過するのを改善したい。
などなど。
改修前の平面図。
赤い四角がエントランス。赤矢印が患者動線、青矢印がスタッフ動線。
次が最初のスケッチ。
エントランス位置を思い切って移動。
建物内をほぼ対角線に患者動線を通し、待合室を中庭に向けて配置。
但し、直線ではなく曲線で移動するように壁を曲面にする。
現在まで数年間、いろいろな工務店や設計事務所に相談をしてこられたそうですが
エントランス位置を変えて、なおかつ 中庭を見せるという案は初めて見たとのことで
この案がベースになった。
改修前の待ち合い室。
改修後のイメージはというと
こんなCGから模型を起こす。
これだけの工事になると、現在の診察・待ち合いスペースは使用できません。
中庭をフル活用し、ここに仮設診療所を建築。
こうして工事が完了しました。
続く