こんにちは、工事部の藤巻です。
今回は、現在施工中の現場から柱状改良工法を紹介します。
柱状改良工法は、小・中規模建築物向けの地盤改良工法で、現地の土とセメント系固化材、水とを混合して、地盤内に円柱状の補強体を築造し、建築物を支えます。
事前に地盤調査を行った結果をもとに、柱状改良の長さ、改良径などが決定します。
柱状改良を始める前には、現地の土と地盤調査の結果を比べる為に土質確認を行います。
土質確認を行い問題ないことを確認した後、柱状改良工法の開始となります。
施工順序
1.杭芯セット・・・掘削機を移動し、所定の位置に合わせます。
2.掘削開始、セメントミルク注入攪拌・・・掘削を開始し、同時に所定の量のセメントミルクを注入します。
3.引き抜き・・・所定深度に達したら攪拌混合しながら引き抜きます。
4.打設完了
柱状改良工法は、比較的安価でよく用いられる工法となっていますが、重機での施工となりますので重機と作業員との接触、重機の転倒などが起こらないように細心の注意を払う必要があります。こちらの工事は8月完成を予定しておりますが、これからも油断せず安全に現場が進められるよう施工管理をしていきたいと思います。