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2024-06-10

工事部通信

こんにちは。

工事部の大野です。

今回は、長久手市で工事を進めている11階建て 鉄筋コンクリ―ト造 ラーメン構造建築物の杭工事に関してお話をします。

今回大きな構造物で荷重もかなりあるため、大型の杭打ちをしました。直径1,000mm 長さ15m の杭を20本施工しました。今回の工法はハイエフビー(HiFB)工法 国土交通大臣認定工法です。

杭打ち施工中の写真です。

施工時は大型の杭打重機、杭を荷下ろしするためのクローラクレーン、杭の廻りを固めるためのセメントを入れるサイロ等を現場に配置して、移動しながら順番に杭を打っていきます。事前に入念な施工計画をたてないと予定通りの工程で施工ができません。打ち合わせを何度も行い予定通りの施工ができました。

上記の写真は杭搬入時に指定の材料確認の一つとして、刻印を確認します。今回はHi-SC

1000-5 JISマークを確認できました。このほかにも出荷証明書に製品番号が記載されていますので、こちらとも照合を行い、設計上の杭と間違いがないか確認をしています。

また、今回は杭長が15mと長いため、10mと5mの2本の杭をつなぎ合わせて施工してます。繋ぎ目はトリプルプレートジョイント工法(3枚のプレートでつなぐ)を使用しています。少し前までは現場溶接による施工が多かったですが、天候や風、技量の差より大きく工程がずれることがありました。技術の向上により、乾式の認定ジョイント工法が現在では主流となりつつあります。より正確な強度確保と工期短縮が可能です。また、天候に左右される割合が少ないため、予定工期のずれを防ぐことができます。今回も予定通りの施工ができました。

無事杭打ち工事も完了し、位置や高さのずれもなく正確に予定通りの工事ができました。今回はかなり大型の杭工事で工程も限らていましたが、入念な打ち合わせと施工管理により、無駄なく予定通りの工事をすることができました。これからも事前準備をしっかりと行い、安全で無駄のない施工を心掛けたいと思います。

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