青島基督教会(福音教会) 設計:クルト・ロートゲール 竣工:1910年
102年前の建物が普通に残っている。
先ほどのドイツ総督府と似たスタイルですが、こちらの方がシンプル。
青銅色の時計台の屋根も八角形と円の組み合わせがすんなり収まっている。
よく見ると相当複雑な屋根になっているがそれを意識させない。
樋のつなぎも石・・・
開口部周りも基壇の石積みのデザインもひとひねり、ふたひねりしてある。
内部はというとまずはチャペル。
外観から判断するに、側面の窓は石造、屋根は木造。写真ではうまく表現されていませんが
側面高窓の光を天井のアーチで制御して正面の丸窓の光に干渉しないようにしている。
十字架が光を背景に佇む。静謐ないい空間でした。
続いて 時計塔。
上がる階段が美しい。
石造の強み。壁の石を積み上げつつ、階段になる長い石を組み込んで行くとこうなる。
手すりも鋳鉄の曲線が何とも言えない。
この階段を上がると時計の鐘の下にたどり着く。
そこには竣工当時から時を刻み、鐘を鳴らす時計が動いていました。
この部屋からの風景。
ところでこの教会に隣接する建物。
なんというか・・・
いい佇まい。右の太陽光温水器はいらないけど。
青島到着後、2連続でいい物を見ることができました。
では、全員で!