前川邸の迎側に「常盤台写真場」。
ヨーロッパの1920年代を思わせる外観。
内部は
右の写真は照明。
スタジオは吹き抜けでハイサイドライトが天空光を満遍なく取り入れる。
天井と壁がレフ板の役目を果たしている。
この空間は・・・
好きだ。
ご近所に「田園調布のいえ(大川邸)」
樋受け金物も凝ってる。
玄関先の照明も鳥のくちばしから吊るすデザイン。
内部は家具が面白い。
玄関のコート掛け。
傘立てとコートハンガーと鏡をグリッドにおさめるデザイン。
続いて部屋の間のドア周りが
家具とドア枠、ドアを一体にデザインするセンスが秀逸。
こうなると、当然のように
キッチンと食堂の間は料理の受け渡しが出来るハッチ式の食器棚。
この裏は
こういった食器棚は今のシステムキッチンにも見られない。
床も味わい深い。
外に目を向けるとテラス。
この写真、欄間や建具に注目。
和室の造作となっている。
解説によると和室を洋室に改修したとの事。
このように違和感が無いどころか
カーテンと絨毯が最初からこうしたとしか思えないくらいしっくりいってる。
「和」と「洋」の垣根がほぼ霧散した。
日本人が創る洋室は和のスタイルの一つなのだ・・・