祝 300回!
東京編ラストです。
ビッグニュースの続き。
槙文彦氏が日本芸術院賞受賞のタイミングに合わせたように
槙氏の代表作 代官山ヒルサイドテラスを紹介します。
1969年に第一期工事、第五期工事は1992年。
23年間かかって複数の共同住宅を代官山の一つのエリアに設計。
全体像は
このエリアを歩きましたが23年の時差を感じさせない。
通りの向こう側に比較的新しいエリア。
代官山ツタヤに繋がる。
通りのこちらのほうが味があって心地良い空間が展開される。
うろうろしてたら管理会社の人らしき方を見つけ、
ちょっとだけホールを見せてもらった。
事前に申し込めば正式に見せてもらえるらしい。
名古屋ではあの名古屋大学豊田講堂も槙氏の作品。
奇をてらったデザインとは対局の落ち着いたシンプルなデザインが年代を感じさせない。
東海・ビルド設計事務所が掲げるメインコンセプト「古美る(ふるびる)」のお手本。
いいもの見たなーー と
通りを歩くと面白いレストラン。
ここを通り過ぎて道の奥になにやら気になる建物。
これも共同住宅。
外壁のストライプのアップは
写真では分かりにくいがモッコンの穴には青い塗装。
エントランスは
東海・ビルドの賃貸マンション設計に大いなる示唆を与えるこの一枚。
見上げると吹き抜けにブリッジ、ガラス天井・・・
ため息付きながら疲れた足を引きずり、東京駅へ。
すっかり日が暮れて見たかった東京駅のライトアップ。
ヨーロッパの絵はがきのよう。
設計者辰野金吾氏も今になって復元されるなんて思ってもみなかったろうな
と
感傷に浸りつつ、帰りの新幹線は
爆睡!
東京編 完。