茶室。
実は他言は無用ですが
2階の書斎コーナーと和室をそれぞれ
路地と茶室に変えてしまう。
そのために近江まで行っているのですが
いざとなると釜の位置が決まらない・・・
前回は源木の鈴木社長が現場を訪れてくれましたが
茶室については当社のお客様Iさんに泣きついた。
Iさんの奥様は着物の着付けや茶道に造詣が深く、ご主人は写真や絵画に造詣が深い。
Iさんと一緒に訪れてくださった強力な茶室のエキスパートは
宝雅堂 の 浅井さん。
肩書きは 茶室建築アドバイザー!!
今回の「和空間の遊び」というメインコンセプトの説明から
「遊びというのは挑戦だね」と一発で我々がしている事の本質を見抜かれた。
そして計画内容をお話しすると。
「面白い。自由にやりましょう。」
実は
茶室の設計によく使われる「写し」や「見立て」を駆使した設計案を作成していた。
例えば 路地
壁のように林立する木材は森林に見立てた。
天井に曲面を描いて渡される木材は雲に見立てた。
狭い空間に外部の要素をこうして落とし込んだ。
例えば 茶室
一見、普通に見えますが
ここでは
建築部材の柱、鴨居、長押などを
細い刃のような材料に写した。
たぶん 邪道と言われる
と
おもいきや。
浅井氏は「面白い。佐川美術館の茶室も自由にやっている。いいんじゃないですか。」
と
思いもよらぬお言葉。
浅井氏より
「天井を3段階に区切って真行草を表現しよう。隅炉にして床の間の予定の場所を
お手前の場所にしよう。壁床を採用して4畳半をフルに使おう。など等々など・・・」
いっぱいアイデアを頂いて、早速図面化。
近々、浅井氏を訪ねてご教授を頂く予定。
今回のプロジェクトには色々な達人が参加してくださっている。
次回からも
達人達が続々と登場します。
注:今回掲載したパースは浅井氏からアドバイスを受ける前の物です。
氏のアドバイスにより相当凝った配置の茶室になります。
注の注:最終案はまだ 見せない・・・