スタッフブログ

2013-03-26

No.305 キーワードは迎賓館 Vol.14

茶室。

実は他言は無用ですが

2階の書斎コーナーと和室をそれぞれ

路地と茶室に変えてしまう。

そのために近江まで行っているのですが

いざとなると釜の位置が決まらない・・・

前回は源木の鈴木社長が現場を訪れてくれましたが

茶室については当社のお客様Iさんに泣きついた。

Iさんの奥様は着物の着付けや茶道に造詣が深く、ご主人は写真や絵画に造詣が深い。

Iさんと一緒に訪れてくださった強力な茶室のエキスパートは

宝雅堂 の 浅井さん。

肩書きは 茶室建築アドバイザー!!

変換 ~ CIMG1278

変換 ~ CIMG1279

今回の「和空間の遊び」というメインコンセプトの説明から

「遊びというのは挑戦だね」と一発で我々がしている事の本質を見抜かれた。

そして計画内容をお話しすると。

「面白い。自由にやりましょう。」

実は

茶室の設計によく使われる「写し」や「見立て」を駆使した設計案を作成していた。

例えば 路地

変換 ~ 茶室01

壁のように林立する木材は森林に見立てた。

天井に曲面を描いて渡される木材は雲に見立てた。

変換 ~ 茶室03

狭い空間に外部の要素をこうして落とし込んだ。

例えば  茶室

変換 ~ 茶室04

一見、普通に見えますが

ここでは

建築部材の柱、鴨居、長押などを

細い刃のような材料に写した。

たぶん  邪道と言われる

おもいきや。

浅井氏は「面白い。佐川美術館の茶室も自由にやっている。いいんじゃないですか。」

思いもよらぬお言葉。

浅井氏より

「天井を3段階に区切って真行草を表現しよう。隅炉にして床の間の予定の場所を

お手前の場所にしよう。壁床を採用して4畳半をフルに使おう。など等々など・・・」

いっぱいアイデアを頂いて、早速図面化。

近々、浅井氏を訪ねてご教授を頂く予定。

今回のプロジェクトには色々な達人が参加してくださっている。

次回からも

達人達が続々と登場します。

変換 ~ 茶室B05

注:今回掲載したパースは浅井氏からアドバイスを受ける前の物です。

氏のアドバイスにより相当凝った配置の茶室になります。

注の注:最終案はまだ       見せない・・・

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