ティールーム。
洋館の構成に素材で和を持ち込む。
腰壁のグリッドの中は「紙の温度」で購入した緑のすさ入り粗すき和紙。
開口枠は斜めに角度を付けた「前川国男自邸写し」。
そこに障子をはめる。
障子紙は全部張らないで一部を開けて外を見せる。
こうして和を表現しつつ
天井はアルミプレス板に銅色塗装。
ここにも斜めの枠がまわる。
ボキャブラリーを統一しつつその中にはまる物を変えて行く事で
統一性を創ろうとした。
もともとはステンレス手摺りの階段に木のモールを付けて
踊り場には繰り型の支柱で飾り棚を付加。
こうしてできた空間が和空間の遊び。