開館を待ち、国立西洋美術館へ。
所在地 東京都台東区上野公園7番7号
敷地面積 9,288平方メートル
建築総面積 3,636平方メートル
延床面積 17,369平方メートル
展示室 4,420平方メートル
収蔵庫 1,097平方メートル
基本設計 : Le Corbusier ※ル・コルビュジェ
実施設計 : 前川國男、坂倉準三、吉阪隆正
施工 : 清水建設
竣工 : 1959年
コルビュジェが提唱する美術館のプランは渦巻きがどんどん外に膨らんで行くプラン。
鑑賞のしやすい空間をどのように実現するのか。
また、美術館をどのように増築していくのか。
美術館には、これら2つの課題がある。
1.展示方法(鑑賞のしやすい空間をどのように実現するのか)
2.収蔵方法(増えていく作品に対して、どのように美術館を増築していくのか)
建築家ル・コルビュジエは、美術館の抱える、これらの問題を同時に解決する方法を考えた。
次のスケッチがその方法。
美術館を渦巻き状にして、鑑賞者が次の作品へと迷わない様、一方通行とし
また増え続ける美術品に対しては、渦巻状に増築させることで対応させる。
無限に成長する美術館。
国立西洋美術館は、このような美術館を目指して設計された美術館。
しかし残念なことに、予算などの問題から渦巻の中心部分しか実現しなかった。
では
実物を・・・
ピロティで持ち上げられたボリューム。
床のパターンは
東京文化会館に繋がって行く。
外階段。これだけで彫刻のよう。
なかなか、中に入らない我々。
見所満載で入り口まで近づけない4人のおじさん達。
この型枠のデザイン。
工事部のみんな、見てるかー。
10月の研修旅行で実物に会えるからね!
ガラスの箱がエントランス。
やっとたどり着いた。
中に入ったところで
続く・・・