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2014-01-01

No.407   冬休み雑感4

新年 明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

早速ですが

ゲーテアヌムに付随して紹介した

「コンクリート打ち放し」の表現について。

実は第一ゲーテアヌムの一部が残っていてそのコンクリートの表面は

小たたきであったことが分かります。

小たたきの説明の前にコンクリート打ち放しの表面についてお話しします。

コーテリング

この表情が一般的にコンクリート打放しと言われるもの。

型枠にコーティングがされているのでこのようにツルツルに仕上がる。

よって

型枠を変えれば

小幅板

このような木目の転写が出来る。

東海・ビルドでは分譲住宅RC BOXシリーズや

コンセプトハウス憧憬舍離宮で御馴染み。

変わったところでは

数年前に安城市で建築したレストラン&住宅

グランペールのラス型枠にも挑戦している。

ラス1

ラス網を組んでコンクリートを打設する。

ラス35d1a1bfrasu

このような表情が現れる。

過去に日本でも論争がありましたが

コンクリートの表現は型枠の表現になってしまっている。

では

本来のコンクリートの表現とは何か?

日建設計の伝説であり日本建築設計界の大御所 林昌二氏は

「小たたきが本当のコンクリートの表現だ」

と言われた。

小たたき・・・コンクリート表面の型枠の模様をたたいて落とす。

東海・ビルドでは10年近く前に長久手市の杁が池メンタルクリニックで挑戦している。

s_clinic_takami_002

表面の様子は

小たたき

これが本来のコンクリートの表現。

たたく加減を調整する事で多彩な表情を試す事が出来る。

さて

このコンクリート打ち放しの表現「小たたき」。

たった今、詳細スケッチを描き終わった住宅で

取り入れています。

今年も

東海・ビルドに

乞うご期待。

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