新年 明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
早速ですが
ゲーテアヌムに付随して紹介した
「コンクリート打ち放し」の表現について。
実は第一ゲーテアヌムの一部が残っていてそのコンクリートの表面は
小たたきであったことが分かります。
小たたきの説明の前にコンクリート打ち放しの表面についてお話しします。
この表情が一般的にコンクリート打放しと言われるもの。
型枠にコーティングがされているのでこのようにツルツルに仕上がる。
よって
型枠を変えれば
このような木目の転写が出来る。
東海・ビルドでは分譲住宅RC BOXシリーズや
コンセプトハウス憧憬舍離宮で御馴染み。
変わったところでは
数年前に安城市で建築したレストラン&住宅
グランペールのラス型枠にも挑戦している。
ラス網を組んでコンクリートを打設する。
このような表情が現れる。
過去に日本でも論争がありましたが
コンクリートの表現は型枠の表現になってしまっている。
では
本来のコンクリートの表現とは何か?
日建設計の伝説であり日本建築設計界の大御所 林昌二氏は
「小たたきが本当のコンクリートの表現だ」
と言われた。
小たたき・・・コンクリート表面の型枠の模様をたたいて落とす。
東海・ビルドでは10年近く前に長久手市の杁が池メンタルクリニックで挑戦している。
表面の様子は
これが本来のコンクリートの表現。
たたく加減を調整する事で多彩な表情を試す事が出来る。
さて
このコンクリート打ち放しの表現「小たたき」。
たった今、詳細スケッチを描き終わった住宅で
取り入れています。
今年も
東海・ビルドに
乞うご期待。