日本に残る洋館は折衷様式と表現されるように和洋混在の不思議な魅力をもつ。
古いから魅力的なのではなく、洋に憧れつつ、和の文化からは抜けられないために、
ある部分では仕方なく、一方では積極的に混在をデザインしてきたのであろうその感性は、
現在のハウスメーカーや建築雑誌を飾る住宅にはほとんど見る事が出来ない。
軽やかに透過した建築、新建材でらしく見せた建築、カタチを優先した建築とは対極をなす
日本人が創りだした洋館スタイルを「和」と捉えた上に、旧展示場の再生・多様性・進化の課程と結果を
東海・ビルドが進める「Team-C.O.A」のリノベーションモデルと位置付けた。
こうして「和空間の遊び」という、ひと言の中に和に対する挑戦の意味を込めた。
ダイニングスペースと水回りをマイナーチェンジ。
飛騨高山で仕入れた古材梁を天井下に組み上げ、障子で仕切る。
栓の木の一枚板でキッチンをつくり、障子に合わせる。
これも高山で出会った檜ユニットバスを組み込む。
欄間に色ガラス、高窓にガラス作家三ツ矢亮一氏の作品をあしらう。
決められた空間に古材を組む「仕組み」や「仕方」を大工さんと毎日話し合い、
ちょっとした物の端部に気を配り、
仕上げに樹の達人:源木さんから仕入れた栃の一枚板のテーブルが空間を絞める。
高山さしこの敷物や暖簾が句読点。
皆様一度、ご覧になってください。
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